世界的なパンデミックにより映画館への来場者が激減した状況下、2020年10月に日本で公開された「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、全世界で4億7200万ドルを超える驚異的な興行収入を記録した。この目覚ましい快挙により、クリストファー・ノーラン監督の「TENET テネット」や「バッドボーイズ フォー・ライフ」といったハリウッド大作を抑え、2020年全世界興収トップの座に輝いた。
大ヒット漫画「鬼滅の刃」シリーズ(全世界累計発行部数1億5000万部超)を原作とし、外崎春雄が監督を務めたこのアニメ映画は、止められない勢いを見せた。特に国内での興行成績は歴史的なもので、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」や「タイタニック」、ディズニーの「アナと雪の女王」といった伝説的な作品をも凌駕し、日本歴代興収記録を塗り替えた。
多くの大作映画が公開延期や興行収入の減少に見舞われる中、「無限列車編」は魅力的なストーリーと圧倒的なアニメーションで観客を魅了し、困難な映画界の状況下での成功は特に注目に値した。2020年の全世界興収ランキングで2位となったのは、4億6100万ドル以上を稼いだ中国の戦争叙事詩「八佰」、次いで「バッドボーイズ フォー・ライフ」(4億2600万ドル)、中国映画「マイ・ピープル、マイ・ホームランド」(4億2200万ドル)、「TENET テネット」(3億6500万ドル)などが続いたが、「鬼滅の刃」はこれらの作品を大きく引き離しトップに立った。
観客からの評価も圧倒的に高く、感動的な深みと視覚的なスペクタクルが称賛されている。AlloCinéでは、数千人の観客から5つ星中4つという高評価を得ている。あるレビューアーは「純粋な傑作…音楽、アニメーション、戦闘、そして感情、すべてが最初から最後まで信じられないほど素晴らしい」と絶賛した。別のファンは技術的な力量について「アニメーションの観点から見ると、これほど高いレベルに達することは滅多にない。キャラクターデザインは崇高だ」とコメントした。
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、日本アニメーションの世界的魅力と熱心なファンの力を力強く証明するものであり、最も困難な時代であっても、魅力的なストーリーテリングが世界中の観客を惹きつけることができることを証明した。
